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The Angel Cradle.

飛び立つこともままならない。 座り込むことすら許されない。 僕らはいつも、不安定な足場の上に。

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ただ眩しかったんだ。
雨に慣れすぎた俺には、それは直視できないほどの光で。
ただただ苦しかったんだ。
その光に照らされる度、自分の醜さが露呈して。

だから手を放そうと思った。
けれど繋がれた手は固く、しっかりと握られていて。

意志の強い瞳が俺を捕らえて離さない。

そして。


”もう、逃げんなや”


そう言われてようやく気づいた。
本当は何よりも、
自分は彼からの許しを求めていたのだという事実に。

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一歩、下がった所からその後ろを歩いてみる。

その背中に頼もしさを感じ、口元だけに笑みを浮かべる。

俺、この背中大好きやねん。


俺とあの人の間の距離はちょうど腕を延ばせば届く距離。

遠くもなくて、近すぎもしないで。

それでいて絶対の安心感を覚える距離。

ここから手を伸ばしてみれば必ず、

あの人は振り向いてくれるって分かってるから。


「ん?どうかした?」

「・・・ううん、なんでもあらへんよ」

「そう?」


笑って、少し先を歩くその背中をまた追いかける。

そんな、俺たちの距離感。


Junichi.O → Hiroshi.N

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アイツと俺は根本的なところから正反対だと思う。

だからこそ、長い付き合いも苦にならないんだと思ってる。

足りない所はお互いで埋めて、補い合う。

強いて言うなら俺たちの距離は背中合わせの距離。

すごく近い距離なのに、すごく遠い距離でもあるその距離は

俺にとっては凄く気持ちいい。

構えない、気を使わない、でもちゃんと分かってる。

言葉にしないでも、顔を見ないでも

背中合わせでいたならきっと、全部が分かってしまう。

そんな、俺たちの距離感。


Masayuki.S → Hiroshi.N

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ありきたりな言葉しか吐けない僕には

【それ】を言う資格はないのかもしれないけれど

でも、それでも【それ】を言葉にしたいと

心底そう思ったんだ。


変わって行くものへ。

変わらないものへ。


ただ、今僕がここに在るという証のために。

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「ふざけんなよ…」
握った手の冷たさに、絶望すら覚えた。
けれど、彼は諦めることをしない。
必死に。
ただ必死に。
握り締めたその手の温もりとこの想いが、彼に届くことをただひたすらに祈った。
「絶対に死なせねぇ…このまま逝かせてたまるか…!!」

後悔ばかりを抱えたままじゃ前に進めないから。
俺はお前に謝りたいんだ。
だから。

「絶対に、生きるんだ、お前は。絶対に」

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*AVIARY*

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