The Angel Cradle.
飛び立つこともままならない。 座り込むことすら許されない。 僕らはいつも、不安定な足場の上に。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
それから数秒後、イングラムは再びの弾切れを起こしてカキンと空撃ちした。
相次ぐ弾切れに男もさすがに苛つきを覚えたらしく、忌々しげに舌打ちすると、空になったマガジンを乱暴に外す。
そしてそれを乾いた地面に投げ捨てた…
瞬間。
耳を劈くような銃声が響き渡り、男の足元には土埃が舞った。
「なっ、なんだっ!?」
狼狽した男が慌てて地面を見やった時、次いで二発目の銃声が轟く。
今度は先のそれよりも幾分軽い音で、放たれた弾丸は地面ではなくイングラムの銃身に当たった。
「う、うわっ!?」
伝わった衝撃に男がたまらずイングラムを取り落とせば、ドォンと激しい音を立てて三発目の弾丸が再び乾いた地面に穴を開ける。
銃声の大きさから言ってこれは一発目と同じ銃から放たれた弾であろう。
見事に並んだ地面の穴がそれを確かに証明している。
「く、くそっ!なんなんだ一体…!!」
慌ててその場から跳びすさった男は幽霊でも見たような顔をして辺りを見回した。
けれども彼の視界に入るのは寂れたモーテルと廃車の姿ばかりで、自らを攻撃してくる相手の姿を確認することができない。
焦った男は慌てて懐に手を入れる。
そこには常日頃から持ち歩いているSIG SAUER P220がある。
が。
「チェックメイト」
時、既に遅し。
背後から楽しげな男の声がして、後頭部にはゴリッ…と硬質なものが押し当てられた。
確認するまでも無い。
拳銃だ。
「ひっ…!!」
「さぁ銃から手を離して両手を天高く挙げてもらおうか」
「こ、この…!!」
「おっと、下手な真似すると俺の相棒がアンタの頭をぶち抜くぜ?」
背後から伸びて来た指が指し示す方をそろりと見てみれば、モーテルの二階から柔らかな微笑を浮かべた男がひらひらと手を振っていた。
その右手に握られているのは、銃口が真っ直ぐこちらに向けられたM29。
対人戦には向かないとさえ言われる程の威力を誇る44口径銃を向けられては、流石の男もその指示に従う他なかった。
**********
よし、満足!!(笑)
ちなみにM29の有効射程距離が分からないんで博さんが撃ったとして当たるかどうかは激しく謎です。(笑)
M92Fが50Mなんでそんなもんかな?
相次ぐ弾切れに男もさすがに苛つきを覚えたらしく、忌々しげに舌打ちすると、空になったマガジンを乱暴に外す。
そしてそれを乾いた地面に投げ捨てた…
瞬間。
耳を劈くような銃声が響き渡り、男の足元には土埃が舞った。
「なっ、なんだっ!?」
狼狽した男が慌てて地面を見やった時、次いで二発目の銃声が轟く。
今度は先のそれよりも幾分軽い音で、放たれた弾丸は地面ではなくイングラムの銃身に当たった。
「う、うわっ!?」
伝わった衝撃に男がたまらずイングラムを取り落とせば、ドォンと激しい音を立てて三発目の弾丸が再び乾いた地面に穴を開ける。
銃声の大きさから言ってこれは一発目と同じ銃から放たれた弾であろう。
見事に並んだ地面の穴がそれを確かに証明している。
「く、くそっ!なんなんだ一体…!!」
慌ててその場から跳びすさった男は幽霊でも見たような顔をして辺りを見回した。
けれども彼の視界に入るのは寂れたモーテルと廃車の姿ばかりで、自らを攻撃してくる相手の姿を確認することができない。
焦った男は慌てて懐に手を入れる。
そこには常日頃から持ち歩いているSIG SAUER P220がある。
が。
「チェックメイト」
時、既に遅し。
背後から楽しげな男の声がして、後頭部にはゴリッ…と硬質なものが押し当てられた。
確認するまでも無い。
拳銃だ。
「ひっ…!!」
「さぁ銃から手を離して両手を天高く挙げてもらおうか」
「こ、この…!!」
「おっと、下手な真似すると俺の相棒がアンタの頭をぶち抜くぜ?」
背後から伸びて来た指が指し示す方をそろりと見てみれば、モーテルの二階から柔らかな微笑を浮かべた男がひらひらと手を振っていた。
その右手に握られているのは、銃口が真っ直ぐこちらに向けられたM29。
対人戦には向かないとさえ言われる程の威力を誇る44口径銃を向けられては、流石の男もその指示に従う他なかった。
**********
よし、満足!!(笑)
ちなみにM29の有効射程距離が分からないんで博さんが撃ったとして当たるかどうかは激しく謎です。(笑)
M92Fが50Mなんでそんなもんかな?
PR