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The Angel Cradle.

飛び立つこともままならない。 座り込むことすら許されない。 僕らはいつも、不安定な足場の上に。

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楽屋に置かれたスポーツ新聞を、複雑な表情で眺める男が一人。





拍手[8回]

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こういう時、自分たちが立たされている足場がどれだけ脆いものなのかをまざまざと思い知らされる。
他人事、と笑っていられる人間は多分、この世界において誰一人としていないだろう。
それが分かっていて、それでもなおこの場所で生きることを決めたのは自分自身だ。
後悔が無いわけじゃない。
けれど、その後悔も含めて今の自分がある。
今ではもう、この場所でする後悔ならば、どんなものでも愛しいとすら思っている。



それは、きっと。



「坂本くん、何スポーツ新聞とにらめっこしてるの?」

自分の写真がそんなに面白い?と長野は柔らかな笑顔で笑う。

「なになに?とうとう坂本くんナルシストに目覚めちゃった?」

ただでさえ細い目をさらに細くして、井ノ原はあはあはと呑気に笑う。

「うわー坂本くんナルシストとか超はまるんですけどー!」

きゃっきゃとはしゃぐ健が、まるで子供のような笑顔を見せれば。

「うひゃひゃひゃひゃ」

何かがツボに入ったらしい剛が、高らかな笑い声を楽屋に響かせる。

「・・・んふふ」

そして部屋の隅にいた岡田が、それらに向けて密かな忍び笑いを零すのだ。



「・・・ヤバイ」



それはきっと、単純な事なのだけれど。



「俺、すんごい今、お前たちを抱きしめたい!」

『はいぃぃ!?』







その喜びがいつか、彼らにも分かる日が来たらいいなと思った。

山も谷も後悔も。

共に乗り越えて築いた絆は、いつか必ず最強の武器になるはずだから。





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にうすのピンチに際してリーダーがコメントを寄せていたので、勢いで書いた短文。
近年多い後輩のごたごたを見てると、Vさんがデビュー当時から一人も欠けることなく今の今までやってこれた事が単純にすごいなーと思ったわけで。
本当に愛しいグループでございます。(笑)

だからにうすもがんばれー!主にコヤシゲがんばれー!(笑)
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